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2015年

8月

27日

甘酒は夏の季語だそうです

 座禅例会では、坐った後に皆さんでお茶を頂きます。暑い間は、ついつい冷えた麦茶になりますが、過ぎるとおなかの調子を崩します。

 道場で毎月最終週に行う俳句会の締め切りを前に苦吟していたところ、甘酒は夏の季語だと知りました。(霊峰先生に聞かれると叱られそう)汗をかきながら熱燗をヤル左党が少なくないのも夏バテ防止の知恵なのでしょうか。

 そこで、8月27日の夜間例会は甘酒を出すことにしました。生姜を添えて、美味しそうでしょう。どうです、ご一緒に坐りませんか。

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2015年

8月

19日

JAZZ“三昧”   PIANO“三昧”

 突然、家事放棄を宣言して、3年間ひたすらジャズピアノにのめり込んだ主婦がいる。「私は誰?」という大いなる疑いに突き動かされのだという。

 数年前、座禅会でライブを開いた。男勝りの強靭なピアノの音に修行者たちは打ちのめされた。

 彼女が8月28日の夜、中洲のジャズバーでライブを開く。夏の終わり、バーボン片手に久しぶりの彼女に酔いしれたい。           

 

piano:齋藤京子  

8月28日(金)20時~ 

               中洲 Jazz Spot RIVER SIDE

               ☎092-281-6843 

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2015年

7月

22日

入鄽垂手

「にってんすいしゅ」と読みます。「十牛図」の十番目の絵、布袋腹のおじさんが市に出て買い物をしています。何の変哲もないごく普通の情景…これが禅の究極の境地と言われています。悟りを開いて、悟りを突き抜けて、悟りを忘れて…。「悟了同未悟」(悟りおはるは未だ悟らざるに同じ)です。

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2015年

6月

28日

摂心会に行こう  (№7)警策といえば

 一生懸命坐っている時に、何の前触れもなくビシッと激痛が…と思われるでしょうが、実際はワサビの辛さのように、ツンと響いてすっと消えていく心地よい痛みです。

 その上雲水たちが修行する専門僧堂とは違い、ここでは「自己申告制」です。公案を工夫しながら、数息観を続けながら、気が緩んだときは合掌して警策を請うてください。眠気が覚めて背筋が伸びること請け合いです。

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2015年

6月

27日

摂心会に行こう  (№6)公案を工夫

 さあ、いよいよ参禅です。

 老師から「公案」という問題を頂いて、座禅の時間に座布団の上で答えを工夫します。公案はどれも理屈や道理では解決できません。頭で考えるのではなく足の親指で考えなさい、と先輩に教わります。ますます混乱しますよね。

 どうやら“考えるのを止めて感じたことを答えとして老師の処に持って行け”ということかな、と思ってはみたものの「親指がムズかゆい」では答えになりそうにありません。

 額と脇の下に汗が吹き出します。座相が崩れると警策が飛んできます。万事休す!(いやいや、まだまだ、これからこれから)

 

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2015年

6月

25日

摂心会に行こう  (№4)食事のかたち

 摂心会中の食事は、一汁一菜に香の物という質素なものです。食事中の私語は厳禁!作法に従って黙々と食べます。禅では食事も修行です。

 最後に一切れだけ残しておいた沢庵漬と茶碗一杯のお茶で、汚れた食器をきれいに洗えば食事は終わり。集中するだけに料理の味や素材の風味ががよくわかり、満足度はかなりのものです。どのように沢庵漬を使うかは、実際に体験してみてください。

 

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2015年

6月

24日

摂心会に行こう  (№3)板木の威力

 摂心会は基本無言の行。そのためすべての合図は、板木(ばんぎ)と呼ばれる一枚の板を叩いて行います。起床・食事・作務・就寝等、節目節目に鳴らされる板木の音は、カーンと響いて緊張をいや増しに高めます。ただし、合図の係は毎朝他の人より早く起床して用意しなければなりません。疲労がたまる摂心後半は、さすがにこたえますが、これも修行です。

2015年

6月

23日

摂心会に行こう  (№2)食事担当は典座

摂心会期間中の料理は典座(てんぞ)が作ります。修行者の中から任命された数人が担当します。仲間が座禅をしている間も台所でテンテコ舞いです。

 ところが典座は包丁を握りながら座禅をしています。雑念・妄想を一切、棚上げして一瞬一瞬に三昧になっています。座布団上の座禅に対して「動中の工夫」と言います。参禅が始まれば襷を外して三昧になった自分を引っ提げ、老師の室に飛び込みます。

 7月2日の晩ご飯(薬石)は修行仲間のプロ料理人が作ります。楽しみです。

 

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2015年

6月

22日

「禅問答」って何?

 一休さんでおなじみの禅問答。問答というだけあって、何か訳のわからない言葉のやりとりのようですが、それだけではありません。いずれ詳しく説明しますが、参禅とは、言葉にできるものも、そうでないものも、なにもかもひっくるめた「人間存在」のぶつかり合いです。

 時に本当に火花が散るような経験もする「参禅」、それをわがものとできるのが摂心会の場なのです。

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2015年

5月

25日

乃木大将の短歌

 FBで紹介した掛け軸の説明を。

書いたのは伊豆凡夫(つねお)陸軍少将。中佐時代、乃木大将を補佐して二〇三高地で戦った軍人です。書家としても名高く、多くの墨跡が残っています。

根も幹も枝も残らず朽ち果てし

    楠の薫りの高くもあるかな

 大将が尊敬する大楠公を木になぞらえて詠んだ歌だそうですが、坐禅をしている立場から見ると、なにか公案のようでもあります。

「根を抜かれ、幹を伐られ、枝も折られて微塵に朽ち果てた後、楠はどこにある? さあ言え!」と臨済和尚にに胸ぐらを掴まれた気持になりました。面白いものです。

 乃木大将は禅にも造詣が深く、かの南天棒中原鄧州老師にも参禅したと聞いています。南天棒といえば、数々の豪快なエピソードで知られた老師ですから、その教えを受けた乃木大将の言葉に鋭い禅機を感じたとしても、「宜なるかな」ではないでしょうか。       (霊峰)

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2015年

5月

02日

お知らせ

 当会の新年度は5月からです。座禅例会のページでもお伝えしましたが、新年度より例会参加費を500円(月払いなら1500円)にさせていただきます。ご理解のほど、どうかよろしくお願いいたします。



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2015年

4月

19日

インターナショナル

  今日の例会には、「カウチサーフィン・プロジェクト」で交流している外国の方々が、坐禅体験にみえました。漢字で書くと、「日・米・英・仏・加・西・豪」といったさまざまな国の人が、真剣に数息観に取り組んでいました。静坐のあとの茶話会では、「禅」についての活発な意見交換もあり、私たちも充実したひとときを過ごすことができました。それにしても…もっと英語を勉強しておけばよかったなぁ…霊峰の感想です。

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2015年

4月

06日

花祭り2

 4月8日は花祭り。道場でも少し早い降誕会(こうたんえ)を行いました。正面に据えられた誕生仏に、竜が祝福に注いだどいう甘露を真似て甘茶をかけて礼拝。そのあとはみんなで甘茶とおはぎをいただいて、楽しいひとときを過ごしました。



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2015年

4月

01日

花祭り

 4月8日は「花祭り」。「灌仏会」とも呼ばれるお釈迦様の誕生日です。

 私たちも5日(日)の鳥飼例会で、少し早いですが花祭りを行います。

 お釈迦様は摩耶夫人の右脇から生まれると七歩すすんで、右手を挙げて天を指し、左手を垂下して地を指し、「天上天下唯我独尊」と唱えられたと伝えられています。そのときの有名なポーズが右の写真ですが、これにはどんな意味があるのでしょう? 詳しくは・・・5日の例会で!

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2015年

1月

24日

不生の仏心

  盤珪禅師が言われる「不生の仏心」とは、意識していなくても物事の分別ができる霊明な働きのこと。構えていなくても、声を聞くだけで「烏だ!雀だ!」とわかる心の素晴らしさだそうです。「当たり前」と思った人の何人かは、この写真を見て「ウグイスだ!」と思ったたのでは? 鶯色はメジロの色なんですよね、実は。

 

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2015年

1月

04日

新年互礼会

 今日は新年最初の例会にして、恒例の支部互礼会。老師を囲んで新年の挨拶を交わし、一年の計を心に刻みます。

 この日は毎年、お世話になっている鳥飼八幡宮の社殿に上ってお祓いを受けることになっています。みんないつもと違って神妙な面持ちです。

 今年も多くの人が、道場に来られますように…。

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2015年

1月

01日

あけましておめでとうございます

 福岡は雪まじりの新年になりました。屠蘇酒とお節を頂く前の一炷香も、いつもより身が引き締まるようです。

 昨年はいろいろなことで忙しかった福岡禅会でしたが、今年も勢いを保ちつつ前進していきます。本年もよろしくお願いいたします。

 

 

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