松無古今色

松無古今色 竹有上下節 
( 松に古今の色なく 竹に上下の節あり )
「松は年中青々して色を変えない、竹も年中青々しているが上下の節がある。」

 鎌倉・南北朝の臨済宗の禅僧、夢窓疎石(むそうそせき:1275~1351)の言葉です。一言で言えば、「差別中の平等、平等中の差別」「柳は緑、花は紅」…このことを体の芯から実感し納得するために、私たちは日々修行に励むのです。